協力隊募集

【古座川町】「七川ダム湖畔の桜」の未来を守る!100年後も咲き誇るさくら名所づくりに参加しませんか?

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申込期間
2024年6月26日 ~07月31日
場 所
古座川町七川地域

こんにちは!古座川町役場 総務課の住吉と申します!
今回、自然豊かな和歌山県古座川町の七川(しちかわ)地域で、
住民主体の団体「七川ふるさとづくり協議会」と一緒に活動してくれる仲間を募集します!

この地域には、さくら名所100選にも選ばれている「七川ダム湖畔の桜」があり、
春にはたくさんの人々が訪れます。しかし、ダム湖畔の桜(染井吉野)は
樹齢60年を超え、衰えが見え始めています。そこで、七川ふるさとづくり協議会では、
地域の魅力を改めて高めていくために、
新種の桜「クマノザクラ(2018年に紀伊半島で発見!)」を生かした地域づくりを始めました。

今回募集する協力隊の活動内容は・・・

〇クマノザクラを生かした地域づくりを!

現在、協議会では「クマノザクラ」の苗木を生産し、七川地域各地に植樹を進めています。
これまでの試行錯誤の結果、少しずつ効果的な育成方法がわかってきました。
今後、地場産業づくりへも引き継げられるよう、協力隊と一緒に苗木の販売を目指していきます。

〇ダム湖畔の染井吉野を次のかたちへ!

染井吉野の植樹から約60年が経ち、地域の高齢化が進む中で、桜にも樹勢の衰えが見え始めました。
今後、腐朽などにより倒木の危険がある桜の伐採を余儀なくされるケースが想定されています。
そのため、伐採後の桜を加工品の材料として提供し、地域の人々の桜への想いを
新しいかたちへと利活用する方法を一緒に模索してもらいたいです。

〇ダム湖畔を望む古民家「夏目商店&カフェ」を交流拠点に!

協力隊と協議会の活動拠点は、レトロな雰囲気が印象的な古民家「夏目商店&カフェ」です。
協力隊と地域の人たちが協力し、リノベーションしてきました。
春には2階の部屋からダム湖畔の桜を見ることができ、お花見の特等席としてお貸ししています。
この古民家が、地域内外の人々の交流拠点となるよう、先輩協力隊と一緒にカフェの運営に取り組んでもらいます。

〇その他の活動

その他、地域の人たちを対象にした「買い物支援バス」の運行や、
七川地域への移住希望者に向けた「短期おためし住宅」の管理など、地域協力活動にも取り組んでもらいます。

七川地域と桜・・・

かつて、七川地域は林業で栄え、たくさんの人々が暮らしていました。昭和30年に七川ダムが完成し、地域の人たちの手によって湖畔の周囲約5kmに「染井吉野」の苗木約3,000本を記念植樹しました。そして、地域の人たちが桜の手入れを続けた結果、日本さくらの会による「さくら名所100選」にも選ばれるほどになりました。昭和55年には、第1回の「桜まつり」が開催され、昼夜を通して桜並木は人々で賑わいました。屋台の出店、婦人会の方々による踊りがあり、観光バスもたくさん訪れ、交通整理が必要なほどでした。時代の変化とともに寂しくはなってきましたが、桜は今でも地域と訪れる人々とを繋いでくれています。

3年間の活動の目安

1年目/地域のことをよく知り、理解を深める。桜にまつわる業務を中心に進めながら、自身の興味があることへもチャレンジ!
2年目/引き続き地域に溶け込み、協議会で活動しながら、自身の想いも実現できるよう具体的な活動へ!
3年目/地域・協議会で活動しながら、卒業後を想定した活動も!

求める人材

・自ら企画、実行、スケジュール管理ができる方
・地域住民と楽しく交流できる方
・農業/林業への知識や経験、興味がある方

ここで働く魅力

・自分のアイデアや取り組みを通じて、自己成長ができる。
・鳥のさえずり、美しい桜、透き通る川や自然豊かな環境でのびのび活動できる。
・桜チームのおっちゃんたちの活動への熱量が高い。
・これまでの協力隊の頑張りもあって、地盤が温まってきている。

これまでの協力隊・協議会の活動実績

・桜の育苗/植樹
・活動拠点や短期滞在施設などの古民家リノベーション
・憩いの場「夏目商店&カフェ」の運営
・短期滞在施設の維持管理
・買い物支援バスの運行
・地域の体験ツアーの実施(あまご釣り/ゆずの収穫など)
・地域の伝統行事の保存活動(盆おどりの復活)
・名物よもぎ餅の復活

一緒に活動する仲間

・先輩協力隊員の谷井さん
・協議会会長の下山さん
・協議会桜チームのおっちゃんたち
・夏目商店を手伝ってくれるおばちゃんたち
・役場総務課の住吉

地域での暮らし

・最寄りのコンビニ/スーパー/駅まで 40~50分
・最寄りの空港(南紀白浜空港) 1時間
・七川地域の人口 300人程度
※協力隊の住居については、受入団体等で紹介する予定です。

先輩協力隊からのメッセージ

ここまで募集要項をお読みいただきありがとうございました。
最後に、一緒に働くかもしれない先輩協力隊の谷井さんからのメッセージを紹介します。
谷井さんは神戸から地元である七川地域にUターンし、コロナ禍の特例延長も含めて現在活動4年目を迎えています。

協力隊としての活動を通して、自分でやりたいことを描いて実現していく楽しさを知りました。
すごくシンプルなことですが、自分でやろうと思えば資金と時間が必要です。
働きながら、やってみたいと思えることを素直に実現できたのは、この環境があったからだと思っています。
自由と裏腹に、自分が動かなきゃ始まらない大変さはあります。
ただ、私には合っていて、制度と一緒に動いてくれる地域の人に感謝しています。

初めての春、いつも閑散とした七川地域が人が湧いて出たように賑やかになることに驚きました。
当時も店はやっていたけど、何の準備もしてなかったんです。
それに2階の窓から見える桜がスポットライトを浴びたみたいに綺麗で「これを生かさねば」と思いました。
お花見席を作ること、この景色を見てヨガをすること、名物よもぎ餅を復活させることを実現させようと思いました。

2年目、耐震の問題があるといわれていた2階を使うために、建築士さんを探してみてもらい、
床の張り方を勉強してみんなで床を張りました。桜の時期に店で出す特別メニューも考えました。
2階の景色に感動するお客さんの姿がすごくうれしかったです。また、ヨガの資格をとるために勉強を始めました。

3年目、2階でヨガ教室を始めました。よもぎ餅を復活させるため、地域の人に声掛けをして必要な準備を進めました。
道具や場所の準備、練習日程を組んで、タイムスケジュールを作ってみたり。
「おっちゃんがよもぎ餅を作るんやったら、私も!」自然と一緒に盛り上がる人が増えていきました。
復活したよもぎ餅を喜ぶ人は本当に多くて。「美味しい」だけじゃなく懐かしさも相まって、
もっと芯から地域の人を元気にさせるパワーがあると実感しました。
地元の人だけでなく、遠くからも買いに来てくれました。

これを継続・継承していくことが今の私の課題です。
今回募集している内容は桜のことに特化した内容ですが、その中の課題に対するアプローチを
自ら提案・実現していくことが面白みになると思います。一緒に動くメンバーは、
地域のことをよく知っている方、専門的な知識を持つ方もいます。
みなさん、かなり先輩になりますが、前向きなおっちゃんたちばかりです。
田舎の良さで難しい部分の一つは、地域の人とうまくやっていけるか、
七川なら大丈夫じゃないかなって思うんです。共に成長していけるあなたのご応募を待ってます。


◎問い合わせ先◎
古座川町役場総務課 住吉さん
📮649-4104
和歌山県東牟婁郡古座川町高池673-2
📞:0735-72-0180
🌏:http://www.town.kozagawa.wakayama.jp/

【JOIN】https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/20258