協力隊時代の属性
活動自治体 | 活動時期 | 雇用形態 | 業務内容 |
日高川町 | 2018年10月~2021年10月 | 会計年度任用職員 | 空き家マッチング、移住定住支援 等 |
私について
西川知希と申します。私は、和歌山県日高川町という町で2018年から2021年にかけて地域おこし協力隊を行っていました。協力隊の頃の活動は、主に、同町の「空き家バンクの運用を中心とした移住定住支援」です。
就任当初は、右も左もわからず、役場職員さんに教えてもらうことばかりで一人で出来る仕事というのはほとんどありませんでした。初めは、「空き家の間取り図を書く」ということから始めたように記憶しています。
半年程度は、役場の中のルール・町全体のことについて学ぶことに注力しました。一方で、僕は「日高川町に移住した者」として、移住フェアなどに参加し、町の魅力を伝える立場でもありました。町のことを全然知らない中でのPRは、自分の言葉として届けられないというもどかしさを感じたように思います。
そんなもどかしさを感じたからこそ、「移住者として、地域のことをもっと知ろう」という気持ちになっていきました。幸いに、地域おこし協力隊という肩書は、地域の人の関心を引く制度だったようで、農業や観光に関する団体から声を掛けていただきました。
ミッションとは直接的ではないものだと感じていましたが、こういった場でのコミュニケーションをキッカケに、より日高川町の暮らしを自分の言葉として発することが出来るようになっていきました。
地域おこし協力隊の3年間という期間は長くはありません。私の場合は、ちょうどコロナ禍に直撃し、かなり行動が制約されたということもあって、「これを変えた!」「これをやり遂げた!」と誇れるようなものはほとんどないのです。
でも、僕は地域おこし協力隊だからといって、必ずしも目立った活動をする必要は全くないと思っています。プレイヤーとしてどんどん前に出ていくタイプもいれば、後ろから支えていくサポーターのようなタイプもいますし、分析に時間をかけるアナライザータイプもいます。
研修などに参加するとついつい自分と周りを比較してしまったりするのですが、「凄いように見えるだけでかき乱しているだけ」という事もあるので、あまり気にせず自分の目の前にある課題にじっくりと向かい合うことに集中することが大事だと思います。
そんな私ですが、「直接お話をしたい」というような依頼がございましたらお声がけください。